B400 立山黒部アルペンルート ~秋~ 

今年も「立山黒部アルペンルート」のシーズンがやってきました!

6つの乗り物を乗り継いで山を越える、世界有数の大規模な山岳観光ルート!

今回は9月下旬の秋の様子をご紹介します!

冬は雪の為閉鎖されるので、観光できるのは4月半ばから11月下旬。(※天候により前後します)

富山県立山町の立山駅と長野県大町市の扇沢駅まで、登山道を除けば富山県と長野県を直接結ぶ、唯一の交通路となっています!

 

1日目の観光は黒部峡谷鉄道・トロッコ列車!

下界はまだ緑が青々としています。

黒部峡谷鉄道は、「宇奈月駅」から終点の「欅平(けやきだいら)」まで20.1km。

ツアーでは片道約1時間ほどの「鐘釣(かねつり)」までのご案内です!

沿線にはいくつか温泉がありますが、中でも注目していただきたいのがこちら!

「黒薙温泉(くろなぎおんせん)」

なんとこちら、富山県随一の温泉郷「宇奈月温泉」の源泉で知られています!

豊富な湯量でよく温まることから、神経痛や筋肉痛に効くとされています。

湯は全て黒薙温泉から引湯管で引かれおり、トロッコからでもその様子を見る事ができます!

鐘釣駅から20分ほど歩くと鐘釣温泉・河原露天風呂があり、ここでは河原を掘ると湯が湧き出てきます!足湯も楽しめますよ!

ここまで来ると周りは断崖絶壁のところも。

日本の秘境百選に指定されるだけありますね!

 

ご宿泊はもちろん宇奈月温泉!

宇奈月温泉でも人気の老舗旅館「延対寺荘」と、リーズナブルな価格のOSAKEのお宿「喜泉」。

ご希望に合わせてお選びください!

 

 

 

2日目はお待ちかねのアルペンルートで山越えです!

乗り物は「立山ケーブルカー」、「立山高原バス」、「立山トンネルトロリーバス」、「立山ロープウェイ」、「黒部ケーブルカー」、「関電トンネルトロリーバス」の6つ!

立山高原バスでメインスポットの「室堂(むろどう)」へ向かう道中、すでに紅葉がご覧いただけてきました!

すっきりとした快晴で、青い空がまぶしいです!

逆光で見にくいですが、こちらは「立山玉殿の湧水(たてやまたまどののゆうすい)」。

立山の主峰「雄山(おやま)」直下の地下水で、全国名水百選にも選ばれました。

市販されている水の中では日本で一番標高の高いところの湧水で知られており、ここでは日々、観光客や登山客に愛飲されています!

霊峰立山に降り積もった雪が、200年から300年もの歳月をかけてろ過された名水。

寒さが厳しいこの土地で、この湧水が飲めるのは7月から11月のわずかな期間だけ。

標高2,450m、ロケーションも味も格別です!

 

山肌の色もすっかり秋の装いで、青空とのコントラストが美しいですね!

遊歩道を歩き、室堂を代表する「みくりが池」へ。

静かな深い青色の水面に立山を写し、あまりの絶景に時間を忘れてしまうほど!

死ぬまでに一度は見たい絶景などと例えられるのも納得の景色です。

 

 

絶景の室堂を後にし、トロリーバスに乗って立山直下を抜け、大観峰(だいかんぼう)へ!

ついに黒部ダムが見えてきます!

 

山の紅葉はなんといってもそのスケールの大きさ!!!

眼下に広がる壮大な景色は感動そのものです!

写真中腹の青い乗り物は、この先の黒部平へ下るためのロープウェイ。

一本も支柱がないワンスパン式のロープウェイの為、1.7Km、7分間、なんと360℃の大パノラマでこの景色の中を移動します。

ちなみに大観峰にはこんなレアなお土産も売ってます(笑)

 

 

ロープウェイで下った先の黒部平は標高1,828m。

標高差によって紅葉の進み具合が違うので、いろんな景色が楽しめます!

この黒部平が紅葉するころには先ほどの室堂には雪が降り、また違った顔を見せてくれます。

 

 

黒部平からは日本唯一の全線地下式のケーブルカーに乗って黒部ダムへ!

 

 

黒部ダムの堤の高さは186 mで日本一!

満水時の湖面の標高は1、448mで、こちらも日本一!

毎秒10トンという観光放水も大迫力です!!

黒部ダムはもともと水力発電の為につくられました。

ダム水路式の発電所「黒部川第四発電所」、通称「くろよん」で発電を行っており、この「くよろん」を建設するにあたって厳しい自然への挑戦があったことは有名です。

幾多もの問題を乗り越え、7年の歳月をかけ完成しました。

黒部ダムは高所から流れ落ちる水の勢いで発電します。

放水とは別に発電の為の導水路があり、ダムの仕組みも興味深いものがありますね!

 

220段の階段をあがると、黒部ダム随一の景色が見れる展望台があります!

黒部ダム、黒部湖、立山連峰が一望できるビュースポットです!

健脚な方はぜひ登ってみてくださいね!

 

 

そして「関電トンネルトロリーバス」にのって終点扇沢(おうぎさわ)へ。

トロリーバスとは、道路上空に張られた架線から取った電気を動力として走るバスのことで、バスなのに実は鉄道の一種として区分されています!

黒部ダムは中部山岳国立公園内にあり、環境に配慮した乗り物を、という考えから採用された「トロバス」。排気ガスを出さない自然にやさしい乗り物です。

そんなトロバスに乗れるのも、今では全国で立山黒部アルペンルートの2路線のみ。

うち、関電トンネルトロリーバスは今年度を最後に電気バスに変わります。

記念切符が手に入るのは今年だけ!

 

 

黒部ダムから扇沢(おうぎさわ)に到着後、観光バスに戻り一路帰路につきます。

バスは立山駅から扇沢まで立山連峰を迂回してきてくれますので、お泊り用のお荷物や不要な上着など、車内に置いたままお出かけできるのも嬉しいですね!

たくさん歩いたあと、運転や乗り物の乗換の心配がないのもバスツアーならでは!

 

 

春も夏も秋も冬も、目に映る景色すべてが絵になるような、絶景の立山黒部アルペンルート!!

今年は関電トンネルの「トロバス」も最後の年になります!

この機会にぜひお出かけくださいませ!

 

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