T223 富士登山~高山植物編~
登山の楽しみのひとつといえば高山植物!
厳しい環境でも力強く咲く様子は、辛い登りの道中を励ましてくれます。
独立峰であることと、山頂からの大規模な噴火を繰り返してきたことにより、富士山の高山植物は日本の他の山とは生態系が大きく変わりました。
高い所ほど気象条件が厳しくなっていく中、なんと富士山頂でも自生している植物もあるんです!
そんな、富士山の高山植物をご紹介いたします!
クルマユリ(ユリ科)
茎の中ほどの葉が車輪の部品をを思わせるので、この名前が付けられました。
花の大きさは5センチほど。可愛らしいですね!
ハクサンシャクナゲ(ツツジ科)
木の高さは1ⅿほど。森林限界付近に咲きます。
富士山ではシャクナゲの花が見ごろを終えると秋の訪れなんだとか。
ミヤマアキノキリンソウ(キク科)
漢字で書くと「深山秋の麒麟草」。
高山の乾燥した草原に生育します。花が密集して咲くのが特徴です。
オンタデ(タデ科)
名前は木曽の御嶽山で最初に発見されたところから!
高山植物のパイオニアといえばこの植物。
他の植物が生育しにくい環境でも育つことができ、なんと富士山頂でも確認できます!
イワツメクサ(ナデシコ科)
花弁が多く見えますが、実は5弁花。
真ん中に深い切れ目が入っているので花弁の数が倍に見えます!
名前の由来は岩の間から生えるツメクサという意味から。
イタドリ(タデ科)
茎が竹とよく似た構造をしていて、中は空洞になっています!
茎を折るとポコッと音が鳴り、食べると酸味があることから別名は「スカンポ」。
平地では1mほどの高さに育つことも。
ミヤマオトコヨモギ(キク科)
富士山では5合目から6合目までの間にのみ生育します。
花は下向きに咲きます。
ミヤマオダマキ(キンポウゲ科)
5合目から先の林道付近で、色違いをいくつか見かけることができます!
一部地方ではレッドリストの絶滅危惧種に。
ヤマホタルブクロ(キキョウ科)
提灯を意味する「火垂袋(ほたるぶくろ)」から名前が付けられたと言われています。
安易に触ると中に蜂がいることも!
以上で、富士山の高山植物の1部紹介となります!
この他にもご覧いただける高山植物はありますので、ぜひ登山の道中探してみてくださいね!
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